廃墟感ただよう玄関を明るく再生!漆喰壁・扉・床タイルを徹底リフォームする方法
中古住宅を購入して最初に感じたのは、玄関に漂う“廃墟感”でした。
白いはずの壁は汚れと色剥げでくすみ、靴入れの扉も傷、塗装のはがれと黄ばみが目立つ…。
家の第一印象となる玄関がこの状態だと、毎日の気分まで沈んでしまいます。
そこで、「まずは玄関から整えよう」と決意し、壁・扉・床タイルをDIYで徹底的にリフォームしました。
この記事では、実際に行った作業手順や色選びのポイント、初心者でも失敗しないコツを詳しく紹介します。
玄関DIYを始める前に知っておきたいポイント
玄関は家の“顔”ともいえる場所。
しかし中古住宅では、前オーナーの生活感や劣化が最も残りやすい空間でもあります。

今回の玄関が廃墟感を放っていた理由は以下の通りでした。
- 漆喰壁の汚れ・色剥げ
- 靴入れ扉の傷や塗装のはがれ、黄ばみ
- 内ドアの枠の塗装ムラや塗装の剥がれ
- 床タイルと壁の境目のモルタル剥がれ
これらを一つずつ丁寧に整えることで、玄関全体の印象が大きく変わります。
漆喰壁の塗り替えDIY|初心者でもできる平たん仕上げのコツ
①:漆喰壁は塗り替えか?やり直しか?判断基準

玄関の壁は漆喰仕上げでしたが、汚れが目立ち、
「塗り替えるか、漆喰をやり直すか」で悩みましたが、元の漆喰が平たんに仕上がられているため
最終的には、ローラー刷毛で凹凸がでないよう塗り替える方法を選択。
漆喰の質感を残しつつ、清潔感のある壁に生まれ変わります。
ローラー刷毛ならではの凹凸の少ない塗り方
元の漆喰壁は凹凸が少なく平たんに仕上げられており、それを生かして仕上がるよう以下のポイントを意識します。
- 下地のホコリをしっかり落とす
- ローラーを軽く転がし、厚塗りしない
- 凹凸が目立つ箇所は、充填剤で凹みをならし、ローラーを押し気味にして塗込む
初心者でも扱いやすい方法で、ムラの少ない壁に仕上がります。

②:アサヒペン「ホワイト」を選んだ理由と色の効果
漆喰の壁には アサヒペンのホワイト を採用。
アサヒペン「ホワイト」は艶消しタイプの塗料なので、漆喰らしい落ち着いた質感を残しながら、ムラのないきれな仕上がりになりました。
③:凹凸部分の補修には目地シール(水性アクリル樹脂系充填剤)が便利
凹んでいる部分には、目地シール(水性アクリル樹脂系の充填剤)を使って平らに整えます。
完全に硬化するまでの目安は約24時間です。
硬化後はわずかに凹むことがあるため、塗装するときはローラーを少し押しつけるように動かすと仕上がりがきれいになります。
ローラーを押し気味にすることで、凹んだ部分にはしっかり塗料が入り、逆に平らな部分には塗料がつきすぎず、全体が均一に見えるようになります。
色選びとアンティーク仕上げの方法
①:壁と扉の色を“わずかに変える”のが成功の秘訣
玄関全体の統一感を保つため、壁と扉の色は大きく変えず、
ほんの少しだけトーンを変えることにしました。
- 壁 → ホワイト
- 扉 → バニラホワイト(ややクリーム色)
- この“微差”が空間に奥行きを生み、上品な印象になります。

②:アサヒペン「バニラホワイト」で柔らかい印象に
靴入れや内ドアの枠には アサヒペンのバニラホワイト を使用。
白すぎない柔らかさが、玄関の雰囲気を優しくまとめてくれます。

玄関ドアはスチールドアで劣化が少なかったため、今回は塗装せずそのまま活かしました。
③:刷毛跡を残すアンティーク塗装のテクニック
靴箱の扉は使用感がかなり強く、ここが特に廃墟のような雰囲気を放っていました。

靴入れの扉は西洋風のデザインだったため、
あえて刷毛跡を残すアンティーク仕上げを採用。

- 縦横に刷毛を動かす
- 均一すぎない表情をつける
- 乾燥後に軽く重ね塗りして深みを出す
ローラーでは出せない“味”が生まれ、玄関に個性が加わります。

マスキングで境界を美しく仕上げるコツ
塗装個所の境目のマスキングは、時間をかけて丁寧に貼ることが大切です。

モルタル補修も塗装も、
マスキングの丁寧さが仕上がりを左右します。
①:マスキングのコツ
- 境界線は“やや押しつけ”しっかり密着させる
テープを強く引っ張りながら貼ると浮きやすくなるため、少しずつ指の腹で均一に押さえながら密着させるのがポイントです。 - 曲線や細かい部分は短いテープを使う
長いまま貼ろうとするとズレやシワが出やすいので、細かい箇所は短くカットして少しずつ貼ると精度が上がります。 - 塗る前に“浮き”を必ずチェックする
ほんの少しの浮きでも塗料が入り込みやすいため、塗装前に指先で軽くなぞって浮きがないか確認すると仕上がりが安定します。
②:マスキングをはがすタイミング
- 塗料が“乾ききる前”が理想
完全に乾くと塗膜がテープと一緒に割れてしまうことがあり、境界が欠けやすくなります。 - 表面を触っても手に付かない程度の“半乾き”の状態がベスト
指で軽く触れても跡がつかない程度のタイミングでゆっくり剥がすと、きれいなエッジが出やすいです。 - 剥がす方向は“塗った面から外側へ”
テープを外側へ倒すように引くと、境界がめくれにくく仕上がりが安定します。
マスキングの精度は、DIYの完成度を大きく左右します。
境界がガタついてしまうと、どれだけ手間をかけても一気に素人っぽさが出てしまうものです。
だからこそ、丁寧なマスキングこそが仕上がりの満足度を大きく高めるポイントになります。
サンダーの選び方と下地処理|前オーナーのDIYをリセット
①:サンダーの種類と用途(オービタルサンダーを選んだ理由)
靴入れの扉や枠には、古い塗装の塗跡があり、塗装前に凹凸を取る必要がありました。
ムラ・厚塗り・剥がれなどを整えるため、まずは旧塗装を落とす必要があります。
今回は用途に合わせて オービタルサンダー を選択。

- 広い面を均一に削れる
- 扱いやすく初心者向け
- 仕上がりが滑らか
DIYで最も使いやすいタイプです。
②:削り粉対策と養生の重要性
サンダーを使うと削り粉が大量に舞います。
そのため、
- 養生シート
- マスカー
- マスキングテープ
- 汚れても大丈夫な服装で、マスクを装着
を使って周囲をしっかり保護することが必須です。
※添付の安全上の注意事項をよくご覧になって安全に使用してください。
粉じんを集じんするダストバッグが付属しておりますが、それでも粉じんが舞うため粉じん用のマスクを使用することをお勧めします。
かなり振動が強いので、長時間の使用は避ける必要があります。
③:紙やすりとの併用で仕上がりが変わる
サンダーで大まかに削った後、
細かい部分は紙やすりで仕上げると、塗装のノリが格段に良くなります。
玄関タイルのモルタル補修|隙間を埋めて清潔感アップ
①:モルタル剥がれの原因と放置のリスク
タイルと壁の境目は、モルタルが剥がれて隙間ができていました。
放置すると、
- 見た目が悪い
- 汚れが入り込む
- 湿気で劣化が進む
などの問題が起きます。
②:部分補修用モルタル材で簡単に補修する手順
部分補修用のモルタル材を使えば、初心者でも簡単に補修できます。
- 隙間のホコリを除去
- マスキングで境界を整える
- モルタル材をコテで押し込む
- 乾燥後にマスキングを外す
これだけで見違えるほどきれいになります。
玄関DIYでよくある質問(SEO最適化Q&A)
- 玄関の漆喰壁はDIYで塗り替えても大丈夫?難易度は?
-
可能です。
平らで凹凸のない漆喰壁なら、ローラー刷毛を使って平たんに仕上げることで、初心者でもきれいに塗り替えできます。 - 玄関の壁と扉の色はどう選べば失敗しない?おすすめの色分けは?
-
同系色で“わずかな差”をつけるのが失敗しないコツです。
壁はホワイト、扉はバニラホワイトのように、微妙な色差をつけると統一感が出ます。 - 玄関DIYで使うサンダーはどれが最適?オービタルサンダーで十分?
-
広い面を均一に削るならオービタルサンダーが最適です。
塗むらのある雑な塗装を落とす作業には特に向いていますが、対象物の広さや状況を考慮して選ぶのがよいでしょう。 - 扉をアンティーク風に塗装する方法は?刷毛跡は残していい?
-
アンティーク風にしたい場合は、刷毛跡をあえて残す方法があります。
縦と横それぞれブロックごとに使い分けて刷毛を動かすことで、西洋風の扉に深みが出ます。
まとめ|玄関DIYで毎日気分が上がる空間に生まれ変わる
購入時は廃墟のようだった玄関も、
壁・扉・床を丁寧に整えることで、明るく清潔感のある空間に生まれ変わりました。
玄関は家の第一印象を決める場所。
今回のポイントは以下の通りです。
- 色の差は“わずか”にして統一感を出す
- 漆喰壁はローラーで凹凸をならす
- 扉は刷毛跡を残してアンティーク風に
- サンダーで旧塗装をしっかり落とす
- モルタル補修で隙間を解消
- マスキングで仕上がりのクオリティを底上げ

